あさくらの記録簿

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映画「名探偵ピカチュウ」感想 西島ピカチュウが教えてくれた大切なこと

映画「名探偵ピカチュウ」が公開され、大ヒットを続けている。

 

ポケモンが苦手な青年ティムと記憶を失ったピカチュウが、父親の関わる事件の謎を解決するため、コンビを組んで冒険する物語だ。ハリウッドでは初の実写化であり、まるで本当にポケモンが存在しているかのような精巧な映像、父親の謎を知るヨシダ警部補として渡辺謙の出演、どんでん返し満載のミステリー、原作ゲームBGMの使用、ポケモンファンなら何度見ても興奮冷めやらぬ体験ができる。

 

字幕版と吹き替え版の2タイプが公開されており、吹き替えには竹内涼真、飯豊まりえ、西島秀俊といった人気俳優はもちろん、ポケモンアニメシリーズでおなじみ声優の大谷育江梶裕貴などを起用している。今回は吹き替え版を鑑賞。

 

もう大人だし、ポケモン離れていたから、正直映画ついていけるかな?と悩んでいる人ほどおすすめだ。ゲームではルビー、オメガルビーリーフグリーン、ダイヤモンドをプレイしてきた私でも十分に楽しめた。

  

ここからネタバレあり

 

 

 

 

 

 

注目のポケモン「しわしわピカチュウ

映画の主役として登場するピカチュウは、只者ではない。もふもふの黄色い毛並み、つぶらな黒い目、困ったときに見せる「しわしわ」表情が特徴のポケモンだ。一見すると可愛いのだが、物語が進むにつれて、どんどんおじさんらしさが出てきて、カッコよくなる。いわゆるギャップ萌えだ。落ち込んでくしゃくしゃ顔になるのも、張り切るときのぱっちり顔も、何もかもたまらない。ポケモン好きには、このポケモンと相棒になれたら最高じゃん!という瞬間が必ずある。まさにしわしわピカチュウは、一緒に人生を歩みたいポケモンだった。

 

 

吹き替えで良かったのが、声帯が西島秀俊ということだ。本来、声優ではなく俳優を起用すると、映画館で見るときに、どうしてもキャラクターの背後に俳優がちらちら出てくるのだが、これに関しては全くなし。しわしわピカチュウとの相性がぴったりなのだ。映画の中では、ちょこちょこティムの周りを動くのだが、可愛くて小さな体から出るダンディな低音ボイスの説得力がすごい。ちなみに人間の言葉をしゃべらないバージョンのときはCV大谷育江さん。とても安心できる。

 

 

あの、一緒に旅をしていた瞬間が甦る

リザードンフシギダネコダック、ゲンガーと初期ポケモンはもちろんのこと、ヤンチャムゴロンダエイパムドダイトスなど各地方のポケモンが出ている。どの時代のポケモン世代でも、あっ、あのポケモン知ってる!と入り込める作品になっていた。

 

夜のバーでプリンがマイクを持ってうたう、火災が発生している中ゼニガメ消防団の一員となって消火活動をする、ストレスを抱えると頭痛持ちになってしまうコダックがいるなど、ポケモン図鑑やアニメで描かれている小ネタが満載だ。物語が進むにつれて、ゲームの中で日々、ポケモンたちと旅に出ていた瞬間を思い出させてくれた。懐かしさと共に、映画スタッフのポケモン愛がひしひし伝わってくる。

 

 

お互いを思いやる大切さ

映画で父親は交通事故で亡くなっているのではなく、何らかの事件に巻き込まれて行方不明だと判明する。もともとティムはポケモントレーナーを諦め、父親とも上手くいっていなかった。その状況下、助けたい一心でピカチュウとともに悪を退治しに行く。

 

ポケモンはゲームの中で、「ポケモンと人間は分かり合えるか」がテーマとした物語を構築している。悪いことに使用するためポケモンを利用するロケット団に、私たちポケモントレーナーは立ち向かっていくのだ。今回の映画でも、ティムとピカチュウは悪の組織と戦っていた。ふと、終盤になるにつれて気づいたことがある。それは分かり合おうとする気持ちや行動が大切ということだ。二人とも何度もぶつかり合いながら、ときにぼろぼろになりながらも敵に立ち向かっていった。そうでしなければ、ミュウツーの理解を得られず、父親を救い出せなかっただろう。腐らず、めげず、立ち向かう姿に思わずぐっときた。

 

 

ポケモンは、いつも生きていく上で大切なことを教えてくれる。今回、映画「名探偵ピカチュウ」で、改めて思い出させてくれた。

 

やっぱり、ポケモン最高!!